読書日記

  悪いことを引きずらない

 『一日一生』(酒井雄哉)より、
 「一日が一生」という気構えで生きていくと、あんまりつまらないことにこだわらなくなるよ。今日の自分は今日の自分、明日の自分は明日の自分、と考えれば、今日よくないことがあっても引きずらなくてすむ。

 「今日のできごとは今日でおしまい」
 そう思って、明日は新しい感覚で進んでいけばいい。
 落ち込んだって、なるようにしかならないんだから、気持ちよくしていたほうがいいんじゃない。
 悪いことがあった時、落ち込んでもつらい気持ちの時間が長くなるだけで、いいことはないでしょう。
 むしろ、可能なリカバー(たとえば、仕事上のミスや失敗後の対応)をしなかったり、他のやるべきことがおろそかになったりすると、さらに悪いことになってしまいます。
 今は何も(リカバー)できないのなら、悪い気持ちで過ごすより、少しでもよい気持ちで過ごせたほうがいいのでしょう。
 まずは、できるだけ落ち込まないように心がけることが大事でしょう。

 「一日が一生」と考えれば、限られた時間を落ち込んで過ごすのはもったいない、と思えるのではないでしょうか。
 それがつらないこと・小さいことなら、なおさらです。

 つらい気持ちを多少引きずってしまっても、一日の終わりになれば、「今日のことは今日でおしまい」と考えれば、ラクになれるのでしょう。
 また、「明日の朝には(明日の自分に)生まれ変わる」と考えることで期待や希望を胸に、少しでも幸せな気分で眠りにつけると、なおいいでしょう。
 そして、朝起きた時には、昨日の自分のことは置いておいて、心機一転新しい一日を始められるといいのでしょう。

 「一日一生」を心がけて生活することで、悪いことを引きずらずに、一日一日を大切に生きられるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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