読書日記

  怒るのは負け犬

 『怒らないこと』(アルボムッレ・スマナサーラ)より、
 我々は「怒ることは恰好いいものではない」ということをきちんと理解して、怒った瞬間に恥ずかしくなるべきなのです。
 もし怒ってしまったら、すぐに「ああ、自分は弱いんだ。精神的にも、肉体的にも、弱いんだ」と思ってください。

 ですから、まずは覚えておいてください。「怒る人は、負け犬以外の何者でもない」ということを。
 怒るのは強さを誇示しようとしているのかもしれません。それで相手を恐れさせて自分の言うことを聞かせたいのではないでしょうか。
 だから、自分より明らかに強い相手には怒りたくても怒れないでしょう。

 そんな人が本当に強い人間であるわけがありません。むしろ、人間として弱いと言えるでしょう。
 「負け犬ほどよく吠える」と言われますが、それと同様なのでしょう。
 つまり、「怒るのは負け犬」「怒るのは弱い人間」ということです。

 負け犬は恰好悪いでしょう。弱いのに吠え立てるのは、なおさら恰好悪いでしょう。
 そういうことを人間としてするのは、「恰好悪いこと」「恥ずかしいこと」と知ることが大事なのだと思います。
 それが本当にわかれば、無闇に怒れなくなるのではないでしょうか。人間は恥ずかしいことはしたくないものですから。



   

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