読書日記

  第三の人生

 『林住期』(五木寛之)より、
 50歳から75歳までの25年間。
 その「林住期」こそ人生のピークであるという考えは無謀だろうか。私はそうは思わない。前半の50年は、世のため人のために働いた。後半こそ人間が真に人間らしく、みずからの生き甲斐を求めて生きる季節なのではないか。

 好きでやってきた仕事を、ずっとそのまま続けるのもいいだろう。本当は好きとはいえなかった仕事を離れて、少年のころの夢を追うのもいいだろう。「林住期」という第三の人生を、心ゆくまで生きるのが人間らしい生きかたなのだから。
 自分が生きるため、家族が生きるために、人間は働く必要があります。
 もし、経済的な余裕ができたのなら、違う働き方・生き方を選択することも可能なのでしょう。
 その際には、自分の心・自分の幸せを大切にした生き方ができるといいのではないでしょうか。

 自分の仕事が好きな人はそれだけでも幸せなことだと思います。そういう人は、その仕事を続け、できれば新たな楽しみや喜びを得ることを重視してもいいのでしょう。さらには、自分の生き甲斐につながると、なおいいのでしょう。

 好きとはいえない仕事をしてきた人は、好きな仕事に転職するのもいいでしょう。
 さらに余裕があれば、今の仕事をやめて、新たな夢やや生き甲斐を求める生き方を選択するのもいいのではないかと思います。

 せっかくの人生、自分らしく幸せに暮らせる期間を少しでも長くもてるといいのではないでしょうか。
 そういう生き方が「林住期」(第三の人生)以前にできるようになれたら、なおいいのでしょう。



   

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