読書日記

  あまり期待しない

 『努力しない生き方』(桜井章一)より、
 人は何かを期待したり、目標を持って生きるものだが、期待というのは往々にして外れるものだし、目標も思い通りに達成するということはそんなに多くはない。
 苦しみの多くは、そんな思い通りにいかないところから湧いてくるものだろう。

 それゆえ「苦しい状態」に陥らないためには、はじめからあまり期待しないことが決め手になる。

 ところが、期待するより期待しないほうが、物事は上手くいくことが多い。期待しないと変に気張ることもなく、余裕を持てるからだろう。
 期待が強すぎると、なかなかうまくいかない時にイライラしたり、悪い結果になった時にひどく悲しんだり落ち込んだりすることになるのでしょう。
 あまり期待しなければ、少しぐらいうまくいかなくても焦らずに、たとえ悪い結果になっても「こういうこともある」と受け入れやすいのではないでしょうか。

 何か(幸せ)を求めて努力するのはいいことです。努力するというのは、ある程度の期待があるからです。ただし、期待しすぎると、不幸になりやすいのだと思います。
 つまり、「期待するのはいいこと。期待しすぎは不幸の元」ということです。

 期待しすぎないように、「○○たらいいな。(○○にならなくてもいい/しかたがない)」ぐらいに期待すればいいのではないでしょうか。
 それでも、「○○たらいいな。ではどうしたら?」とやるべきことをやれば、うまくいくことも多いと思います。
 期待しすぎるよりも、むしろ少し力を抜いたほうが余裕もできていい努力ができ、いい結果にも結びつきやいのかもしれません。



   

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