読書日記

  不安を減らす

 『克己心』(宇津井健)より、
 不安な時には、抱えている不安を少しでも減らすために何ができるかを考え、自分にやれることは何でもやったほうがいいとぼくは思っています。
 その時点で自分に必要なものを吸収したり、そういう時こそ、自分を鍛えてみる。不安感を紛らわすために遊びに行ったり飲みに行ったりしていても、不安感はむしろ大きくなるだけです。その時点ではたいした違いはなさそうでも、徐々に大きな差が生まれてきます。
 生きていく中では不安になることもあるでしょう。
 不安感を紛らわすのも一つの方法だと思いますが、そのためにやるべきことがおろそかになるようでは、不安感は大きくなってしまうのでしょう。

 「不安は注意信号」と考え、今自分にやれることがあるのなら、それをやったほうがいいのでしょう。
 やれるだけやったと思えれば、たとえ結果が悪くとも受け入れやすいでしょう。そう考えれば不安感も小さくなるのではないでしょうか。

 具体的にやれることが思いつかないのなら、自分を鍛えるというのも一つの方法だと思います。
 身体を鍛えることが自信につながり、不安感を少しは小さくするために役立つのでしょう。
 不安のような心の問題の場合には、心を鍛える(自分を強くする)ほうが有効ではないかと思います。そのためには、幸せになる考え方を身につけることができるといいでしょう。その中には、不安な気もちになった時の幸せになる考え方も含まれます。

 また、将来自分を支えてくれるものとして「お金」「人」「健康」があると思います。これらを大切にすることも将来の不安への対策になるでしょう。
 でも、最後にいちばん頼りになるのは、「自分」だと思います。

 自分を育てることが、今を幸せに暮らせるようになるとともに、将来の不安を減らす何よりの方法ではないかと思います。



   

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