読書日記

  幸せと気分

 『こころのレシピ』(クリストフ・アンドレ)より、
 日常の経験からでもおわかりのとおり、〈幸せ〉には〈気分〉が関係しています。〈気分〉というのは〈感情〉の土台となるものですが、〈感情〉が激しく、瞬間的なものであるのに対して、〈気分〉は穏やかで、長続きするものです。
 そして、ちょっとびっくりするかもしれませんが、この〈気分〉というのは、日々の出来事に対する私たちの〈感じ方〉や〈物の見方〉にまで影響を与えています。つまり、プラスの気分の時にはプラスの感じ方や物の見方に、マイナスの気分の時にはマイナスの感じ方や物の見方になるのです。
 幸せは幸福感が伴わなければ価値がないと思います。幸福感は感情の一種です。
 感情は一時的なものですが、その一部は気分として残ります。幸せなことがあった後には、少し幸せな気分が続くものです。反対に、悪いことがあった後には、そのままだと悪い気分が続いてしまいます。

 気分は物事の感じ方や考え方に影響を与えます。
 幸せな気分の時には、幸せを感じやすく、幸せになる考え方もしやすくなります。その結果、幸せになる行動につながり、次の幸せを感じられることもあります。
 このような幸せの好循環をつくり出せるといいでしょう。

 反対に気分が悪い時には、幸せを感じにくく、不幸になる考え方をしやすくなります。その結果、不幸になる行動につながり、次の不幸(悪感情)を感じることもあります。
 このような不幸の悪循環に陥らないように、悪い気分に流されないように注意し、うまく気分転換できるようになれるといいでしょう。

 幸せに(暮らせるように)なるためには、気分よく生活することが大切なのです。



   

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