読書日記

  運命は自分自身

 『自分のうけいれ方』(加藤諦三)より、
 あなたは、あなたの運命とあなた自身とを分けて考えているかもしれない。しかし、それは間違いである。
 そして、「もしこうでなければ、こうなったのに」と思っているかもしれない。その考え方は、自分自身と運命を別のものと考えている。
 あなたの運命はあなた自身なのである。「こうした環境で育たなければ」と考えるのは、「私が私でなければ」というのと同じである。
 自分が不幸なのは「運(命)が悪い」と考え、自分のせいではない、自分にはどうしようもない、のように思い込んでいないでしょうか。
 環境が悪い、悪い出来事ばかり、いい出会いがない、努力してもうまくいかない、・・・すべて「運(命)が悪いからだ」のように。
 それを自分が幸せになる努力をしない言い訳にしてしまうのは、自分のためによくないでしょう。

 「もしこうでなかったら」「こういう環境で育たなければ」などと思うのも「運命のせい」にしているのでしょう。それでは、つらいだけでいつまでたっても何も変わりません。
 自分の環境の中で幸せになる努力をすることが大事なのでしょう。

 自分の運命とは、自分の人生とも考えられるでしょう。運命は変えられないと考えがちですが、人生なら努力しだいで変えていくことはできると思えるのではないでしょうか。
 また、自分の運命は自分自身と考えれば、自分を変える努力によって運命を切り拓いていくことができるのだと思います。



   

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