読書日記

  「いま」に合わせる

 『人生を100%活かす』(アルボムッレ・スマナサーラ)より、
 人間がつくっているほとんどの苦しみは、その場に合わせないことから生じます。
 すべては無常であり、瞬間瞬間変わりますので、その時々に合わせて生きることが重要なのです。

 いつでも「いま」に合わせてみましょう。そのことで、人生はすごく楽になります。
 「いま」は○○でないから不満だ・苦しい・不幸だと(無意識にでも)思っていると、余計につらく苦しくなるでしょう。
 「いま」は○○でないけどしかたがない、と考えたほうが少しはラクでしょう。

 その上で、○○でない現実をどうするかです。
 努力すれば○○にできると思うのなら、「いまは××だけど(しかたがない)、いつかは○○」と考え、いまできる努力を続けていけばいいのです。
 ○○にできな(くてもしかたがな)いと思うのなら、「ここは××だけど(しかたがない)、○○もある」と、他のこと(幸せ)に目を向けられるといいでしょう。

 『どうぞ私に与えてください……
  変えられないものを受け入れる落ちつきと
  変えられるものを変える勇気と
  その二つの違いを見ぬく知恵を』 ラインホールド・ニーバー

 自分が○○でない現実を変えるために具体的に努力する気があるのなら、勇気をだしてそれを始めればいいのだと思います。
 具体的に行動できないようなら、○○でない現実を(しかたがないと)受け入れることです。
 その上で、いまできることを考えてやればいいのです。いまやるべきことをやる、いまできるやりたいことをやる。少しでも楽しんでやれると、なおいいでしょう。

 いまやることを、どういう気もちでやれるか。このこと(「いま」)だけに集中すれば、苦しみの原因があったとしても、もっとラクに過ごすことができるのではないでしょうか。



   

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