読書日記

  マイナスをプラスに変える

 PHP6月号の特集は『プラス思考になれる人・なれない人』。
 小川仁志さん(哲学者)は、
 私は元来前向きに思考するタイプなのですが、ヘーゲルの弁証法を学んで以来、より一層その傾向が強まりました。
 物事には矛盾や問題点がつきものなので、それを単に切り捨てるのではなく、むしろ武器にすることによってより強くなれるというものです。いわばマイナスをプラスに変える発想です。
 一見マイナスのこともプラスに変えられるといいのでしょう。

 悪いことがあっても、「いいきっかけにしよう」と考え、いい方向に進むことができれば、人生の中では「いいこと」になります。
 不安を感じた時は、「いいきっかけにしよう」と考えれば、「不安を減らせるような努力をすればいい」「不安は(将来の悪いことを回避するための)注意信号」などと考えられます。
 大きい悪い出来事は、大きないいことを始めるきっかけになることがよくあります。挫折も人生の大事なことを考え直して生き方を変えるきっかけになったりします。別れは次の素晴らしい出会いのチャンスかもしれません。恋愛以外の何かいいことを始めるいい機会かもしれません。不幸な経験は、何が幸せかを知り、幸せを大切にできるようになる契機になることがあります。

 自分のイヤな気もちや悪い気分や否定的な考えに気づいた時には、「幸せになる考え方を心がけよう」「いいことを始めよう」と考えれば、「いい(ことを始める)きっかけ」にできます。それがイヤなことを早く忘れ、悪い気分を転換するためのいい方法でもあるのです。

 悪い出来事があっても、「いい経験にしよう」と考えることができれば、前向きになれるとともに、心が少し落ちつきます。
 実際に「いい経験」と考えることはすぐには難しいかもしれませんが、「いい経験にしよう」と心がけることで、悪いことも自分にとって「いいこと」に変えられるようになれるといいでしょう。
 不幸な出来事があっても、「不幸を幸せに変えよう」という心の姿勢になれれば、きっと力強く立ち直ることができるでしょう。

 マイナスをプラスに変える発想ができるようになれたらいいのではないでしょうか。

悪いことは ハオハオ いいように変えよう ハオ好発想



   

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