読書日記

  頼みごとを断る

 『自分を変える良い習慣』(ジェリー・ミンチントン)の「1章 なぜ人は、他人の心を操作しようとするのか? その操作から身を守るためには」の「自分を変えるとっても重要な考え方」より、
・頼みごとをすべて引き受ける必要はない。
・頼みごとを引き受けたくないことについて弁解する必要はない。
・頼みごとを断ったからといって頑固者でも卑怯者でもない。
・私はいやな要求には「ノー」という権利を持っている。
・私の時間と労力は、相手の時間と労力と同じくらい貴重だ。
・私の欲求は、誰の欲求にも劣らないほど重要だ。
・私の「したくない」という気持ちは、相手の「してほしい」という気持ち以上に大切だ。
 人からの頼みごとや誘いをなかなか「断れない」と悩む人もいるでしょう。
 いやなことでも応じてしまうために、いやな時間を過ごしたり疲れたり、自分のやりたいことができなかったりしてしまいます。

 まずは「断ってもいい」と考えられるといいでしょう。自分の行動は自分に決める権利があるのです。
 相手に「冷たい」とか「つきあいが悪い」とか思われるのを恐れることはありません。それは「相手の問題」と考えていいでしょう。
 断り方が難しいと悩む人もいるでしょうが、「きょうはちょっと」「忙しくて」「予定があって」「用事があるので」「やりたいことがあって」などで済むことが多いでしょう。ちゃんとした理由や弁解をする必要はない、と考えていいのです。

 断るいちばんの理由は、自分の時間と労力(エネルギー)をもっと大切なもののために使いたいからでしょう。
 また、「したくない」という自分の心を大切にすることも大事なのです。

 実際には、相手と事と場合によります。引き受けるときには喜んで引き受ける、断るときにはその分、自分の時間を大切にして「断ってよかった」と思えるように過ごすことができるといいのではないでしょうか。



   

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