読書日記

  人間関係のなかにある物語

 『幸福の方程式』(山田昌弘+電通チームハピネス)より、
 消費の物語に代わる新しい幸福の物語・その3「人間関係のなかにある物語」。
 「人間関係のなかにある物語」は、個人と他者との関係のなかで生み出す幸福です。ただし、この他者は、家族、友人、地域社会、職場の人など顔の見える生身の人です。この物語からは他人からの「承認」という宝物が得られます。

 「人間関係のなかにある物語」で幸福を得る人は、仕事であろうと、余暇であろうと、両方から幸福を引き出すことができます。
 まわりの人との人間関係は、その人の幸不幸を大きく左右するでしょう。
 まわりの人との関係が良好なら、それだけ気分よく生活しやすいでしょう。さらに、人と関わるなかで様々な幸福を感じられることもあるでしょう。
 反対に、まわりの人との関係が悪ければ、気分よく生活するのは難しいでしょう。人とのトラブルで不幸な思いをすることも多くなるでしょう。

 まわりの人を大切にすることは、自分が幸福になる方法の一つです。
 そのためには、自ら関係を良くする努力をしたほうがいい場合もあるでしょう。自分が相手にとって価値ある存在になることで「承認」を得られるのも幸福なことです。
 また、人間関係であまり悩み苦しまないようになれるといいでしょう。
 特別(に大切)な相手には、人を愛する幸せを感じられるようになれると、なおいいでしょう。

 人間関係は職場でも家庭でも地域でも趣味でも重要でしょう。
 人間関係を大切にし、そのなかで幸福を感じられるようになれたら、幸福に暮らせるようになれるのではないでしょうか。(もちろん、違う幸福な物語・生き方を選択してもいいのですが)



   

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