読書日記

  危機・災難に感謝する

 『感謝するということ』(ノエル・C・ネルソン/ジェニーン・レメーア・カラバ)より、
 危機に陥ると、私たちは打ちのめされてしまいがちだ。
 感謝すると対処する力が生まれ、無力感から救い出されて、この麻痺状態から脱することができる。感謝するとスイッチが切り替わり、思考の幅が広がって、無力な状態から抜け出せるのだ。
 災難に目を奪われず、別の選択肢を見いだして、行動を起こせるのだ。実行力を取り戻すのである。
 危機や災難に遭うと、落ち込んでしまい、無力の状態になりがちです。
 そんなとき、これも実は「ありがたいこと」なのだと感謝できれば、その価値を認識できるのだと思います。
 たとえば、「これは神様(仏様)が与えてくれた試練だ」「乗り越えることで強くなれる」などと考えられれば、「ありがたい」と感謝できるのではないでしょうか。

 『苦しみに出会ったら、まず感謝するがよい。それから、
  その苦しみが何のために役立つかをたずね給え』 ヒルティ

 現状を肯定的に受け入れれば、冷静に対処を考えることもしやすいでしょう。
 「ベストを尽くして対処すればいい」と考え、今できることを考えてやればいいのです。そうすれば無力の(変わらない)状態から抜け出せるのです。
 やることをやっていれば、いずれ切り抜けることができるはずです。

 さらには、「いい経験にしよう」「いいきっかけにしよう」などといいように考えられると、なおいいでしょう。
 どんな災難も時間をかければ、不幸を幸せに変えることはできると思います。

 困難に直面したときにも、まず感謝することから、対処力・実行力を発揮できるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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