読書日記

  慎むべき言葉

 『自分を生かす人生』(本多静六)より、
 あまりシンネリ、ムッツリと用心し過ぎるのも悪いが、軽率に喋り過ぎるのもよくない。
 常に慎むべきは、偽り、ごまかし、自慢話、手柄話、人の落ち度や人の私行すなわち人の噂話、世を害する語、他人の迷惑になる語、人を傷つける語などである。
 要は、自分が言われてイヤな気もちになるようなことは人にも言わないほうがいい、ということだと思います。
 人の悪口は言わないほうがいい、と私も思っています。
 そのために必要なのは“思いやり”ではないでしょうか。

 また、ふだん思っていることは、つい口にでてしまうものですから、日頃から人を悪く考えないようにしたほうがいいでしょう。
 人の好き嫌いはあるものですが、「相手を嫌い」と思わないようにしたほうが、自分のためにいいと思います。
 その人の一面や一つの言動だけで、悪い人だと決めつけないほうがいいでしょう。
 また、相手をバカにするのもよくないでしょう。

 できることなら、イヤな人ことも良く考えるように心がけることができる、なおいいでしょう。
 人を悪く考えて自分がイヤな気もちになるよりも、人を良く考えるようにしたほうが、自分のためにいいのではないでしょうか。
 少なくとも相手を一人の人間として尊重できるようになれたら、と思います。

 ただし、「人に気を遣うのはいいこと、気を遣いすぎるのは・・・」です。気を遣いすぎないほうがいいでしょう。



   

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自分を生かす人生』本多静六

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