読書日記

  違いがわかるから飽きない

 『天才の読み方』(齋藤孝)より、
 イチローにしてもバスケットのマイケル・ジョーダンにしても、天才たちはその努力が苦にならない。
 なぜ苦にならないかというと、修行、練習が好きだからということ以上に、それがおもしろいと感じるからです。なぜおもしろいかというと、イチローの例で言えば、彼にとっては球との対決が一回一回新鮮だったからです。
 違いがわかるからこそ飽きないのです。そこでやり続けていけば、奥が深くてさらにおもしろくなってしまう。
 努力が苦にならない、好き、おもしろいと感じる人は、いい努力を続けることができるでしょう。
 まわりの人以上に努力すれば、いい結果に結びつきやすいのは当然です。
 努力が嫌いで、つまらない努力をイヤイヤやっていたら、いい結果が出ないのは目に見えているでしょう。

 “好き”というのは、やりたいことのヒントであり、幸せになるためのヒントでもあると思います。
 好き嫌いは、好みの問題が大きいと思いますが、嫌いと思わないように心がけ、工夫と努力をすることで、好きになっていくことも可能だと思います。
 うまくできるようになれば、それだけ好きになる、ということもあるでしょう。

 その時その時、一つ一つのことを真剣にこだわってやれば、まったく同じということはないのかもしれません。その違いがわかり、その場合ごとに対策し、克服できるようになれば、おもしろくなるのでしょう。
 難しいことは“奥が深い”と考えられます。自分の能力が深まれば深まるほどおもしろくなるのではないでしょうか。

 好きなことを、楽しんで、たくさんやって、自然といい結果を生むのが理想でしょう。
 そういう状態に少しでも近づけるように工夫できるといいのでしょう。



   

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天才の読み方』齋藤孝

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