読書日記
まじめは幼さの裏返し
PHP11月号の『明日への思い』は渡辺淳一さん(作家)は、
恋愛にしても仕事にしても、ただまじめ一辺倒というのはよくありません。
きまじめに一途になるということは、裏を返せば幼いということです。物事を多面的に見ることができずに、一つのことしか目に入らない。
うまくいっているときはよいでしょうが、視野が狭い人は、一旦躓くと取り返しがつかなくなる。
まじめ一辺倒な人は、物事がよく見える人には“幼い”とも見えるのでしょう。
視野が狭いために、躓いたり壁にぶつかったりすることもあるのでしょう。また、一つの躓きを大きな挫折にしやすいのかもしれません。
でも、まじめなのはいいことです。まじめすぎるのがよくないのでしょう。
一途なのもいいことだと思います。でも、一途すぎると問題なのだと思います。
幼さも純真な心とも考えられると思います。また、誰でも未熟なところはあると思います。ただ、幼すぎて人としてやるべきことができないようではよくないのでしょう。
まじめも、一途も、純真さも、いいように働くことが多いと思います。でも、それがすぎると問題が発生するのでしょう。
逆に考えれば、問題が発生した時、行き詰まった時、躓きそうになった時などに、「○○すぎではないか?」と考えてみることで、新たな対策が打てるといいのでしょう。それが成長することにもなるのだと思います。
完璧主義は不幸の元です。それもまじめすぎるからだと思います。
時には、「まぁいいか」のような“いい加減”な考え方ができるようになれたらいいのではないでしょうか。
まじめすぎる人に足りないのは“心の余裕”なのかもしれません。また、“遊び心”がもてるのもよさそうです。