読書日記

  第一印象

 『人にやさしくなれる心理法則100』(多湖輝)より、
 私たち人間は、はじめてあった人から受ける「第一印象」に左右されやすい傾向があり、それでその人の全体像を判断しがちだ。
 しかしその判断は正しいだろうか。

 いいにせよ悪いにせよ、「第一印象」だけで相手の全体像を判断しないことだ。相手のほんとうの姿は、つき合っているうち、しだいに表れてくるのである。
 人間関係で「第一印象」はけっこう影響があると思います。
 「第一印象」が、ついそういう目で相手を見がちになり、つきあい方が消極的になりやすいでしょう。
 そのために、その相手とのつきあいが憂うつになったり、余計なエネルギーを使ってしまったりするのはよくないでしょう。

 安易に人を悪く決めつけないほうがいいでしょう。
 そのためには、ふと「あの人は××だ」などと相手を悪く思ってしまったときに、「本当? 絶対?」と自分の考えを疑ってみるといいでしょう。
 「絶対に本当」と言えないのなら、「わからない」「そうじゃないかもしれない」などと考えるだけでも、相手への考え方が少しは変わるでしょう。

 また、日頃から人を悪く考えないようにしたほうがいいでしょう。人に対する考え方は、結局、自分に返ってくるのだと思います。
 もし関係を良くしたい相手なら、相手を良く考えるように心がけたほうがいいでしょう。

 私たちが見ているのは、人のほんの一面であり、短い時間だけなのです。
 少なくとも人を悪く決めつけないほうが、自分のためにいいのではないでしょうか。



   

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人にやさしくなれる心理法則100』多湖輝

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