読書日記

  要求水準

 『人にやさしくなれる心理法則100』(多湖輝)より、
 人生のさまざまな場面で人間を一喜一憂させる成功・失敗も、何を成功といい、何を失敗というかと改めて問うてみると、その根拠はきわめて曖昧である。
 ただ一ついえることは、成功・失敗を判断する本人が成功だと思えることが成功であり、失敗だと思うことが失敗であるということだろう。言いかえれば、本人の要求を満たしていれば成功、要求を満たしていなければ失敗なのである。
 つまり、成功・失敗というのは、その人の「要求水準」の差がもたらす心理効果に負うところが少なくない。
 人生には、試験のように結果(合格・不合格)がはっきり出るものもあります。
 一方、そのことが成功か失敗かははっきりしないことも多いのではないでしょうか。
 その場合、自分が成功と思えば成功だし、失敗と思えば失敗になってしまいます。

 完璧主義の人は、失敗としやすいでしょう。完璧にできない限り失敗なのですから。
 完璧主義は不幸の元です。ある程度できたら「よし」とすることができるといいのではないでしょうか。(たとえば、茂太さんの人生80パーセント主義のように)

 その時の結果としては失敗かもしれないが、人生の中では「いい経験だった」と考えられることもあるでしょう。
 その経験を活かして、次に成功できれば、「その失敗があったから成功できた」と考えることもできるはずです。

 いけないのは、失敗を恐れて何もしないことと、一度の失敗で長い間不幸になってしまうことではないでしょうか。
 何も求めずに努力しなければ、得られる幸せは限られているでしょう。何も苦労しないことが続けば、自分を弱くし、ますます幸せになりにくく、不幸になりやすくなるでしょう。
 失敗を乗り越えて成功を経験することが、幸せを得るとともに自分を強くし、さらに幸せになりやすくなるのだと思います。

 『人生において、「成功」は約束されていない。
  しかし、「成長」は約束されている』 田坂広志

 自身の成長が成功にも幸せにもつながるのだと思います。成長するためにも、失敗を恐れず・失敗にめげずに、夢や目標をもち続けることが大事だと思います。
 夢や目標を愉しんで生きられるようになれると、なおいいでしょう。



   

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人にやさしくなれる心理法則100』多湖輝

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