読書日記

  内罰・外罰・非罰反応

 『人にやさしくなれる心理法則100』(多湖輝)より、
 アメリカの心理学者ローゼンヴァイクは、自分の思うようにならない欲求不満を抱いたときに人がとる態度を、つぎの3つのタイプに分類している。
 1つは「内罰的反応型」。すべてを自分の責任と思いこんでしまう。
 つぎが「外罰的反応型」。自分に非があるときでも、責任を他に転嫁する。
 いま1つが「非罰的反応型」。自分に責任があると判断すれば、それに従い、他に責任があると判断すれば、冷静にそれを追求する。
 くよくよしやすい人は、内罰的反応型なのかもしれません。
 思うようにいかないときには、自分を責めたりダメだと思ったりしてもつらいだけです。
 まずは「こういうこともある」と現実を受け入れることで少しでも心を落ちつける。その上で、自分に反省すべきところがあるのなら、自分を改善する方策を考えればいいのでしょう。そしたらあとは、早く切り替えるように心がけることだと思います。

 イライラしやすい人は、外罰的反応型なのかもしれません。
 人や状況のせいにしていてもイライラするだけです。
 まずは「こんな人もいる」と受け入れる。その上で、相手を変えようとするのなら思いやりをもって相手に働きかける。相手を変えようとしないのなら、受け流し・切り替えるように心がけることだと思います。

 非罰的反応型のように落ちついて対処できるようになれるといいのでしょう。
 自分がどのタイプ(型)かがわかっていれば、そういう考えや反応に気づきやすくなり、幸せになる考え方を心がけることもできるでしょう。
 いずれにしても、自分や相手を罰するために責めるのではなく、改善するために冷静に対処できればいいのではないでしょうか。



   

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