読書日記

  新しい健康観が必要

 『自分を育てる』(高橋和巳)より、
 私たちは病気になりたくない。これは当たり前の欲求だ。しかし、私たちは病気になりたくないだけではない。より健康により幸せになりたいと思っている。さらに、たとえ不幸にして病気をかかえているとしてももっと人生を楽しみたいと思っている。

 禁欲と節制を課す健康観ではなくて、何かもっと明るく、楽しいもの、それを提示してくれる健康観はないであろうか?
 「病気でなければ健康」、「健康=病気予防」の固定観念を超える新しい健康観が必要とされているのだ。
 健康は人間の大きな幸せの一つです。でも、健康の幸せを感じられる人は少ないでしょう。失った時に、はじめて、健康の幸せの大きさに気づく人は多いと思います。
 健康だからできることがたくさんあります。それによって得られる幸せもたくさんあります。
 体調がいいと、気分よく過ごしやすいでしょう。心が元気だと、幸せになれることをしやすいでしょう。
 不健康では幸せに暮らすのは難しいのではないでしょうか。

 と言っても、病気やケガをしてしまうことはあるでしょう。また、心身の調子がよくない時もあるでしょう。心身に何かしら問題があっても(それなりに)幸せに暮らせるようになれるといいでしょう。
 中には、慢性的な問題をかかえてしまう人もいます。そういう人は慢性的な問題としてうまくつきあえるようになれるといいでしょう。

 心身の健康をキープすることは、気分よく生活し、幸せに暮らすために大事なことです。
 でも、「健康管理」というと抑制や我慢を強いられ、つらいものというイメージがある人が多いのではないかと思います。
 幸せになるための「健康管理」でつらい思いをするようでは、何かがおかしいのでしょう。

 幸せになるための「健康についての考え方」と「心身の健康をキープする方法」を身につけることができるといいのではないでしょうか。



   

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自分を育てる』高橋和巳

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