読書日記

  「幸福になりたい」という意志

 『仏教は心の科学』(アルボムッレ・スマナサーラ)より、
 幸福な人は、「幸福になりたい」という意志の働きで幸福になります。同様に、不幸な人は、「不幸になりたい」という意志の働きで不幸になるのだと理解してください。

 幸福になりたいなら、自分の「幸福になりたい」という意志で、幸福になるように行動すればよいのです。そうすれば幸福になります。
 「幸福になりたい」というはっきりした意志をもち、それを働かせて行動すれば、幸福になれるのでしょう。
 不幸な人は「不幸になりたい」という無意識の意志が働いているのかもしれません。少なくとも「幸福になりたい」という意志はうまく働いていないのでしょう。

  『幸福というもののなかには、
   人が考えるよりも意志の力が働いている』 アラン

 「幸福になりたい」という意志があれば、幸福を選ぶ・不幸を選ばないという判断を「幸不幸」という基準でしっかりできるのではないでしょうか。

 もちろん、「幸福になりたい」という思いがあっても、やり方が悪ければ幸福にはなれないでしょう。
 でも、自分の心で判断して自分に合った方法を選択しようと心がけて、自分が幸福になれることをするようにしていけば、きっと幸福になれるのではないでしょうか。
 「幸福になりたい」という意志をもち続けることが大事なのだと思います。



   

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