読書日記

  自己チューと自我

 『悩む力』(姜尚中)より、
 自我とは何かを説明するのはなかなか難しいのですが、平たく言えば、「私とは何か」を自分自身に問う意識で、「自己意識」と言ってもいいでしょう。

 面白いことに「自己チュー」と言われる人には、自我に悩んでいる人は少なく、「自己チュー」と言われない人のほうに、逆に、悩んでいる人が多いような気がします。「自己チュー」と言われる人は、人のことはあまり考えていませんが、「自我」について悩みがある人は、たいてい「他者」の問題にも悩んでいるからでしょう。
 自分を意識する、自分について考えるのは大事なことだと思います。
 そして、幸せになるためには「自分を大切にする」ことができるようになれるといいのです。

 自分について考えるためには、まず自分を知ることが重要でしょう。
 そして、幸せになるためには「自分の幸せを知る」ことが肝心です。

 自分を大切にすることの中には「まわりの人を大切にする」ことも含まれます。
 それができない人が「自己チュー」なのではないかと思います。

 ただし、自分について考えると悩んでしまうことにもなりがちです。また、自分と人との関係の悩みにつながることもあると思います。
 いい自分に対する考え方、いい人に対する考え方ができるようになれるといいのではないでしょうか。

人は人で ハオハオ  自分は自分で 好好



   

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悩む力』姜尚中

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