強くなるためには、人は欲求不満耐忍、つまり、物理的現実を人間の願望とは根本的に無関係のものとして見る能力だとか、人を愛し、その欲求のみたされるのを自分のことのように喜ぶ(人をただ手段として使うというのでなく)能力を体得しなければならない。強くなるためには、自分の願望どおりににならない現実に耐え忍ぶ能力が必要なのでしょう。
われわれはまた、困難を克服し、自己を極度に張りつめ、挑戦と苦難を乗り切り、ときに失敗を重ねさえして、自己の力とその限界を知り、これを伸ばそうとする。
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