読書日記

  いい意味での諦め

 PHP10月号の特集は『毎日を頑張っているあなたへ 少しだけ、気楽になれるヒント』。
 齋藤孝さん(教育学者)は、
 どんなに頑張ってもできないこともあります。自分の力では及ばないこともある。
 いい意味での諦めをもつことが大事かもしれませんね。

 どうしてもうまくいかないときには、「私の係じゃない」「縁がなかった」と思えばいいんですよ。
 この世の中、自分が望む通りにならないこと、自分にはどうにもできないこともあります。
 無理なことを頑張ってもつらくなるだけでしょう。
 その分の自分の時間とエネルギーを他の(幸せになれる)ことに使ったほうがいいのではないでしょうか。

 「夢は(信じれば)叶う」「諦めなければ(続ければ)成功する」「意志あるところに道は開ける」などと言われます。また、「継続は力なり」は事実だと思います。
 どのタイミングで諦めるか、見切りをつけるかは難しいところでしょう。
 大事なの基準は、いい努力が続けられるかどうかではないかと思います。いい努力ができていれば、少しは前進や進歩を実感でき、いい結果も期待できるでしょう。どうしてもいい努力ができないようでは諦めたほうがいいのかもしれません。

 もう一つの問題は、失敗や挫折でひどく落ち込まないこと、絶望しないことです。
 そして、いかに切り替えるかが大事でしょう。
 「私の係じゃない」「縁がなかった」などと考え、次に向かうことができればいいのでしょう。

 その前に達成可能な目標をもつことも大切でしょう。
 そのためには、はじめから諦めることも必要です。
 ただし、やってみなければわからないことが多いでしょう。やってみたいという気もちが強いのなら、「いい経験をするつもりでやってみよう」「歩きながら考えよう」などと考えて始めてみてはどうでしょうか。
 やっていく中で、「諦める」判断をすればいいのでしょう。

 「諦める」判断は難しいと思いますが、よく考えた上でその時の自分の直観を信じて決断すれば、それでいいのではないでしょうか。



   

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