読書日記
一生懸命は楽しい
『持続力』(山本博)より、
私は、一生懸命取り組んでいるときに、一生懸命であることが苦しいとかつらいとか思ったことは一度もない。ところが世の中には、一生懸命がつらいと思う人がたくさんいる。
つらいことを楽しいことに変えられる人は、一生懸命の大きさ自体、大きく成長できるのだ。
いま一生懸命になれる自分のことを楽しむ。そして、つらいことにも一生懸命になれる自分のすばらしさを感じる。それさえできれば、一生懸命はやがて、すべて楽しいものとなるはずである。
何かに一生懸命に取り組んでいるとき、苦しいとかつらいとか思うことはあるでしょう(「ない」という人はごくまれだと思います)。
だからと言って、「一生懸命は苦しい」「努力はつらい」などと思い込み、あきらめて苦しみ続けるだけだったり、一生懸命になることや努力することから逃げたりしてしまうのは、自分のためによくないと思います。
つらいことばかりでなく、楽しみや喜びなどもあるのではないでしょうか。
また、楽しむ工夫をすれば少しは楽しめるようになれるのではないでしょうか。
「つらくても楽しい」ってこともあるのです。
一生懸命に努力にすればそれだけ価値あるものを得られる可能性があるのです。
楽しんで努力できるようになれれば、より集中・持続できることで、その可能性は高くなるでしょう。
少なくとも自分を成長させることはできるはずです。自身の成長によって、より大きなことを成し遂げ、大きなもの(幸せ)を手に入れやすくなるのではないでしょうか。
努力しない人は、成長もなく、自信をなくし、ますます自分の幸せに向かって努力できなくなってしまうでしょう。
努力する楽しみや、工夫する楽しみや、進歩・上達する喜びや、日々の充実感などの「過程の幸せ」を感じられるようになれば、「一生懸命も楽しい」と思えるようになれるのではないでしょうか。