読書日記

  「勝ち負け」で判断しない

 『俺たちの老いじたく』(弘兼憲史)より、
 「勝ち負け」で人生を判断しなければ、強くなれる。
 人生をいつまでも楽しむことができる。勝ち負けがないのだから当然だろう。
 昨日は昨日、今日は今日と思い切って、「今」を一番楽しんで生きる。

 勝った負けたと気にしなければ、どんな生きざまもいい人生になるはずだ。
 これからは「勝ち負け」の概念を頭の外に放り出す。何が強いといってこれほど強い人生はないだろう。
 業績や成績や地位や収入や持ち物などで自分の人生を判断するから、不満に思ったり情けなくなったり不幸になるのかもしれません。
 「自分は負け組」のように思うのは、まさに「勝ち負け」にとらわれているのでしょう。

 そんなことを考えずに、今を大切にし、「今を楽しむ」ように心がければ、生活を楽しむことはそれなりにできるのではないかと思います。

 どのような生き方を選ぼうが、「勝ち負け」を考えなければ、いい(勝ち)も悪い(負け)もないのです。
 むしろ、自分の生活をそれなりに楽しめ、少しでも幸せを感じることができれば、「いい人生」と言っていいのではないでしょうか。



   

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俺たちの老いじたく』弘兼憲史

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