読書日記
マイナスはプラスに転じる
PHP7月号の「今を生きる―私の見方・考え方」は、山田太一さん(脚本家・小説家)。
「いいこと」にはきっと、「悪いこと」がつきまとっているもの。今はいいことであることも、長い目で見ればマイナスになることがたくさんある。逆に今は悪いことのように思えても、きっとそれはいいことに転じることがある。
もしも今、悪いことに囲まれていたとしても、その経験は必ず自己形成のプラスになる。マイナスの経験があってこそ、人は我慢することを知り、他人に対して寛大になれると思う。
今がマイナスの状況であったとしても、それはいずれプラスに転じるのだと信じること。そう思わないと、人生はつらくヘトヘトになってしまうでしょう。
人生には「いいこと」もあれば、「悪いこと」もある。
「いいこと」も長い目で見れば、「悪いこと」になる危険性もある。
反対に、「悪いこと」も長い目で見れば、「いいこと」になる可能性もある。
「いいこと」があったときには、素直に喜んだほうがいいと思います。
「悪いこと」があったときには、まずは「こういうこともある」と現実として受け入れたほうがいいでしょう。
いいように受けとめよう
「悪いこと」も「いいことではないか?」と考えてみれば、「いいきっかけにしよう」「いい経験にしよう」などと考えられることもあるでしょう。
いいように考えよう
また、時間をかければどんな不幸も幸せに変えることはできると思います。
悪い状況もいずれは好転するはずです。
「朝が来ない夜はない」「雲の上はいつも晴れ」なのです。
つらい状況はいずれ終わり、ふつうに暮らせるときがきっと来ます。いつか幸せを感じられることが必ずあるはずです。
どんなときも、希望をもって生きることが大事です。
どうしても希望がもてないときには、まず現実を受け入れるように心がけることです。
現実を受け入れることができれば、人間は自ずと希望をもてる生き物なのではないかと思います。