読書日記

  自分を知ることから

 『困らせてくれてありがとう』(マーク・I・ローゼン)より、
 自分を知ることは、よりよい人間になるための必要条件である。自分のどこを変えればいいかがわかっていなければ、自分をよくすることなどできるはずがない。自分の強みや弱み、長所や短所を正確につかんでいなければ、自分を変えようにもどこからはじめればいいかわからない。

 また、自分を知れば、他人への態度を改めることにもなる。なぜなら自分を知れば、他人の気持ちや行動もより理解することができるからだ。自分の欠点がわかっていれば他人へのふるまいにも注意を払うようになり、相手を傷つけるようなこともしなくなる。
 厄介な人に対処する一番の方法は、あなた自身が変わり、成長することである。

 自分を変えるためには、まず自分を知ることから。
 自分の悪い所を知れば、そこを改善する努力をするか、もしくはそういう所を出さないように心がけることができればいいのでしょう。
 自分のいい所を知れば、それを活かせるようにする、そこをさらに伸ばす努力をするのもいいでしょう。

 自分を知ることは、人間を知ることにつながります。人間を知ることが、他人の心や言動をわかろうとする際に役立つでしょう。

 『人は悲しみが 多いほど 人には優しく 出来るのだから』 武田鉄矢

 また、幸せになるためには、「自分の幸せを知る」ことが肝心でしょう。

 厄介な人の存在は、自分の心の問題に気づくいい機会と自分を育てるいい材料を与えてくれるとも考えられそうです。
 「厄介な人はいい練習相手」「困らせてくれてありがとう」などと考えられるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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