「幸せについて」
その42 自分の幸せを知る

 幸せになるためには、「自分の幸せを知る」ことが大切です。
 幸せは、人それぞれです。何に幸せを感じるかは人によって違うのです。
 だから、自分の幸せは自分で探すしかありません。

 自分がもっている幸せを知っていれば、その幸せを数える(その40参照)ことで幸せを感じられます。
 自分がこれから感じたい幸せを得られるように努力すれば、その幸せを感じられ、自分の幸せにできる可能性があるのです。

 いろんな幸福感があります。
 楽しい、うれしい、気もちいい、安らかな感じ、ワクワクするような期待感、様々な感動、充実感、達成感、様々な愛の感じ、しみじみとした幸せ、・・・。
 自分が好きな幸福感や、感じてみたい幸福感や、今の自分の生活の中に入れてみたい幸福感があるのなら、「その幸福感を得るためには、何をどうしたらいいか?」と考えてみれば、自分の幸せになる方法が見つかるのではないでしょうか。

「好き」というのは、自分の幸せを探す大きなヒントです。
 自分が好きなもの(事/人/物)があれば、それと関わる時間と回数を増やせばいいのです。それを愉しむ工夫をすれば、もっと愉しめ、幸せを感じられることもあるのではないでしょうか。

 自分の幸せを知る方法の一つとして、自分の過去から幸せを探す方法があります。自分の過去を振り返って、幸せを感じたこと、もしくは今考えると幸せだったと思えることを思い出してみればいいのです。その中で自分の幸せを見つければいいのです。
 もう一つの方法は、人の幸せから自分の幸せを探す方法です。まわりの人や著名人(現在の有名人、歴史上の人物、小説や映画の登場人物など)の幸せだと思うことの中で、自分の幸せとできるものを見つければいいのです。

 幸せはたくさんありますが、自分の幸せとなるものでなければ自分にとっては価値がありません。自分の幸せとならないものは、あっさりと(頭の中から)捨て去って、自分の幸せとできるものの中から、自分の幸せを選べばいいのです。
 誰にでも、自分の幸せとなるもの、自分が幸せを感じられることはたくさんあるはずです。

「汝自身を知れ」というのは、ギリシャのデルフォイ神殿に刻まれた言葉だそうですが、「汝自身の幸せを知れ」と変えて言いたいと思います。
 また、アンパンマンの主題歌(作詞・三木たかし)には、「♪なにが君のしあわせ なにをしてよろこぶ わからないままおわる そんなのはいやだ!」という歌詞があります。自分の幸せをあまり知らずに人生を終わるのはもったいないのではないでしょうか。

 まだ出会っていない自分の幸せもたくさんあるはずです。
 自分の幸せを探しながら生きていけばいいのではないでしょうか。
   

「幸せについて」目次

幸福論のページ

幸せのホームページ