読書日記

  唯心論と唯物論

 『生きるヒント「一日一話」』(櫻木健古)より、
 「幸福はすべて、心のもち方ひとつで決まってしまう」とするのは、いいすぎであるかもしれない。物質的な条件をまったく無視するのは、暴論というものであろう。

 しかし、世人があまりにも唯物的な思想に傾いているときには、これの「見直し」をさせるべく、“心”を重視せざるをえなくなるのも、自然ななりゆきというものだ。
 「幸福も不幸も見方一つ」。
 とは言っても、現実が不幸なものであるのに幸福になるのは難しいでしょう。
 現実が幸福なものに変われば、幸福になりやすいのも確かです。

 でも、物や環境に恵まれているのに、幸福を感じていない人がたくさんいます。
 一方、あまり恵まれていない環境に暮らしていても、幸福を感じられる人もいます。
 日本に暮らす人の多くは、心がけしだいで「今はしあわせ」と思えるようになれるのではないかと思います。

 「○○が手に入らないと、幸福になれない」「○○にならないと、幸福になれない」のように、物や形にとらわれて不幸になっている人もいます。
 金持ちにならないと、出世しないと、成功しないと、夢が実現しないと、恋人がいないと、結婚しないと、子供がいないと、親友がいないと、マイホームを持たないと、・・・(幸福になれない。だから、今は不幸だ)。
 今自分が幸福でないと思う人は、「自分も何か(物や形)にとらわれているのではないか?」と考えてみると、何かに気づけるかもしれません。

 もし、自分が物や形にとらわれているとわかった人は、自分の心を重視することを考えてみるといいのでしょう。
 そのためには、まず自分がとらわれている執着を捨てること。
 そして、自分の心が幸福になれることを考え、少しずつ自分の生活を変えていくことが大事でしょう。

 幸福になるためには、現実を変えるアプローチと自分(の心)を変えるアプローチがあると思います。
 一方だけでなく、両方のアプローチによって、少しずつ幸福になっていけたらいいのではないでしょうか。



   

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