読書日記

　　キャッチ・アンド・リリース

　『過去にくよくよこだわるな』（リチャード・カールソン）より、
　「キャッチ・アンド・リリース」の概念はいたって単純だ。
　頭の中でネガティブなことを考えていないかどうかを観察し、見つけたらそっと手放せばいい。

　自分の考えを否定するのでも、そんな考えは存在しないというふりをするのでもない。
　必要なのは、頭の中で何が起きているのかに気づくことだ。
　そしてその考えをキャッチできたら、あとは解放するだけ。逃がしてやるのだ。
　私はリチャード・カールソンさんに大きな影響を受けています。
　『あなたが今感じていることは、今この瞬間のあなたの思考の結果です』

　同様のことを、ジェームズ・アレンも言っています。
　『あなたがいま幸せならば、それは、
　　あなたがいま明るい考えを巡らしているからです。
　　あなたがいま不幸せだとしたら、それは、
　　あなたがいま暗い考えを巡らしているからです』

　不幸な気もちになるのは、自分が不幸になる考え方をしているからです。
　自分がイヤな気もちになった時に、「不幸になる考え方（をしているのではないか）？」と自問し、「（そうだ）幸せになる考え方を心がけよう」と考えられるといいのです。

　第一の幸せになる考え方は「こんなことを考えるのはやめよう」です。
　多くの場合、考えなくてもいいことを考えてイヤに気もちになっているのです。
　『小さいことにくよくよするな！　しょせん、すべては小さなこと』

　自分の不幸になる考え方に気づいても、「こんなことを考えてはいけない」「自分は弱い」などと考えずに、「小さいことだ」「まぁいいか」などと受け流し、「こんなことを考えるより、○○しよう」と切り替えることができればいいのです。

　キャッチ・アンド・リリースで「できるだけ考えない（問題化しない）」というのが幸せになる考え方の基本になっています。



　　　

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