いかなるもの、いかなる人といえども、一人一物としてこれを否定し、排除せずに、いっさいのものをあるがままにみとめ、容認することが何よりも大切なのです。いっさいのもの(事・人・物)をあるがままにみとめるとは、まずは現実として受け入れることではないかと思います。
次に大事なことは、そのあるがままにみとめたいっさいのものを、こんどはどのように適切に処置、処遇して、ともどもに生かしていくかということです。
つまりそういう広い心、素直な態度をもって諸事万般にあたっていくことが、お互い人間として基本的に望まれることだと思うのです。
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