読書日記

  心から好きと思えること

 PHP12月号の「今を生きる―私の見方・考え方」は、安西水丸さん(イラストレーター・作家)。
 人生を生きていく上で大切にすべきもの。それはやはり、自分が心から好きだと思えることではないだろうか。
 自分に有益になるとか、生きる糧を得られるとか、そういう理屈で考える以前に、心の底から好きだと思えること。そこから目を逸らさないことが自分らしさに繋がっていく。

 もっと我が儘に自分の好き嫌いに正直になってみる。
 最後に幸福へと誘ってくれるものは、心から好きだと思えるものだろうから。
 “好き”というのは幸せの大きなヒントだと思います。
 好きなもの(事・人・物)と関わる時間を回数を増やすだけでも、少しは幸せになれるのではないでしょうか。
 自分の好きなものに夢中になれる時間はとても幸せだと思います。

 好きなものとの関わり方もいろいろあるでしょう。
 たとえば、好きな事を仕事としてやれるのも、趣味としてやれるのも、どちらも幸せだと思います。
 たとえば、好きな人と恋愛・結婚するのはもちろん幸せですが、好きな人と仲間として長くつきあえることもとても幸せだと思います。
 たとえば、好きな物は買う、使う、つくる、披露する、売るなど、いろんな楽しみ方があるのではないでしょうか。

 一番好きなものでなくても、2番目でも3番目でも、ある程度好きなら、それを楽しむことはできるでしょう。
 今はちょっと好きなものでも、関わっていくうちにだんだん好きになっていくこともあります。
 一番好きなもの(事・人・物)にこだわらずに、小さな“好き”を手がかりにすごく“好き”なものを見つけていけたらいいのだと思います。

 それが損か得かとか、人がどう思うかとか、余計な考え抜きに、“好き”という気もちを大切にできるようになれたらいいのでしょう。
 それが自分らしさとともに、自分の幸せにつながっていくのではないでしょうか。



   

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