読書日記

  アイデアのブレストをしよう

 『やさしさの法則』(ギャビン・ウィトセット)より、
 何も書いていない紙のいちばん上に、「ほかの人にしてもらいたい親切」と書きます。
 それから5分間で思いつくすべてのアイデアを書き出します。どんなにとっぴな考えでもかまいません。
 それ以上アイデアが浮かばなくなったら、すでに書いた事柄の一つを選び、そこから連想されるものを自由に挙げてみましょう。

 「もし、僕が貧しかったら(年寄りだったら、病気だったら、落ち込んでいたら、引っ越してきたばかりだったら)、ほかの人たちに何をしてもらいたいか」のような質問に対して、よい答えが得られるに違いありません。
 「人に親切をしたい」「誰かを幸せにしたい」と思っていても、はじめのうちはその方法をなかなか思いつかないかもしれません。
 そこで時間があるときに、じっくりと考えてみるといいのでしょう。
 その方法の一つが紙に書いて考えることです。

 自分が人からしてもらいたいことを考えるのも一つの方法です。
 『何事でも、自分にしてもらいたいことは、ほかの人にもそのようにしなさい』という聖書の中の言葉もあります。
 人がしてほしいことはいろいろあるでしょう。

 もう一つの方法は、相手の身になって考える、相手の立場に立って考える、相手本位に考えるというようなことです。
 相手の困っていそうな状況を想像してみれば、何をしてもらったらうれしいかを思いつきやすいでしょう。

 親切や人を幸せにする方法は思いつくかどうかがキーポイントだと思います。
 思いつきさえすれば、勇気を出せばできることが大半だと思います。

 親切のアイデアを考えるブレスト(ブレーンストーミング)をすることで、自分にできそうな方法を考えつくといいでしょう。
 また、ブレストを繰り返すことがアイデアを考える能力を向上させ、アイデアが出やすくなるのではないかとも思います。

 そんなに多くは必要ないと思います。自分の得意なパターンがいくつかあれば十分でしょう。
 アイデアを考えることと実践することを続けながら、自分なりのレパートリーを一つ一つ増やしていけたらいいのではないでしょうか。



   

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