読書日記

  自分にやさしくするとき

 『やさしさの法則』(ギャビン・ウィトセット)より、
 ときには親切がうまくいかないこともあります。
 相手にせっかくの親切を拒否されて、まぬけな思いをすることがあるでしょう。
 あるいは善意で言ったこと、したことが相手を怖がらせたり、傷つけたり、怒らせたりすることもあるかもしれません。

 自分にやさしくしてやらなければならないのはこういうときです。
 済んだことは済んだこととして受けとめ、経験から学ぶべきことを学んで、気を取り直しましょう。
 親切にしようと思ってもうまくいかないこともあるでしょう。
 そういうときに、自分を責めたり落ち込んだりするのは自分を大切にしていません。
 そういうときにこそ、自分にやさしくし、自分の心を支えられるようになれるといいでしょう。

 まずは、「こういうこともある」と現実を受け入れることで、少しでも心を落ちつけることができるといいでしょう。
 そして、今できることをすることが大事です。たいていの場合は、「ごめんなさい」「すみません」などと相手に謝ることではないかと思います。謝れば、「そうでしたか」とわかってくれたり、「いいんですよ」と許してくれたり、「こちらこそ、気もちがわからずにごめんなさい」「それは、ありがとう」などと言ってくれたりすることが多いでしょう。
 自分が「相手のため」を考えてやって、謝っているのにわかってくれないとしたら、それは「(誤解するのは)相手の問題」と考えていいのではないでしょうか。

 また、「(このことを)いい経験にしよう」と考え、何かを学ぶことができると、なおいいのでしょう。

 うまくいかずにイヤな気分を引きずりそうになった場合には、落ち込まないように、自分の心を支える言葉自分を励ます言葉を自分で自分にかけてあげられるといいでしょう。たった一言でも、自分の口から自分にやさしい言葉を発することができれば、少なからず効果があります。
 いつでもどこでも自分にやさしくできるのは、自分だけです。

 自分にやさしくすることができるようになれば、自分が強くなれ、より人にやさしくできるようになるのではないでしょうか。



   

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