読書日記

  思いついた瞬間に行動

 『やさしさの法則』(ギャビン・ウィトセット)より、
 やさしくしたいという衝動は、たいていすぐに冷めてしまいます。
 何か親切な行いが頭に浮かんだら、今やっていることを一時停止して、すぐに行動に移しましょう。
 衝動にすぐに気づき、応えることによって、あなたが思いつく親切な行動の数も劇的に増えます。

 本当にやさしい人になるカギがあるとすれば――僕はあると信じています――それは親切にしたいという気持ちが起きた瞬間に行動に移す気持ちを持つことです!
 やさしくしたいと思っていても、実際に行動することは難しいという人が多いのではないでしょうか。
 せっかく相手のために何かをしようと思い立っても、これをしたら(こういう言葉をかけたら)相手はどう思うだろうなどと考えてしまう人は、特にだと思います。

 『思い立ったが吉日』という言葉もありますが、思いついた時が実践するいちばんのチャンスなのかもしれません。
 それは、相手の状況というよりも、自分の気持ち(心のエネルギー)がある時が行動に移すチャンスということだと思います。
 絶好なタイミングをねらっていては、なかなかチャンスは訪れず、そのうちに自分の気持ちが冷めて行動するエネルギーがなくなってしまうことも多いでしょう。

 「思いついた瞬間が行動のチャンス」と考え、「行動しよう」という意思と勇気があれば、やさしさや親切を実践できることが増えるのではないでしょうか。

 と言っても、そんなに急にはできないのではないかとも思います。
 行動に移せないときがあっても、自分を責めたりしないで、「まだまだ未熟だなぁ」と自分を笑えたらいいのですが。むしろ、そういう(やさしい)ことを考えられた自分をほめてあげてもいいと思います。
 あせらずに、少しずつ、やさしさを行動に移せるようになっていけたらいいのではないでしょうか。



   

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