読書日記

  3回は試してみる

 『やさしさの法則』(ギャビン・ウィトセット)より、
 新しい親切を試みるときは、3回やってください。
 1回目は気恥ずかしさを乗り越えるために、2回目はどうやるかを学ぶために、3回目はそれが好きかどうか決めるために。
 親切や人を幸せにするようないいことでも、はじめて試みるときは容易ではないでしょう。

 まず第一は怖れや気恥ずかしさなどの心の問題があると思います。
 未経験のことをやる前に不安や怖れを感じるのはしかたがないでしょう。幸せになる考え方を心がけることで少しでも不安や怖れを小さくできるといいでしょう。
 親切は人間を相手にすることですからはじめは気恥ずかしさもあるでしょう。“いいこと”だから余計に恥ずかしいのかもしれません。
 この第一の壁を乗り越えるために必要なのは“勇気”かもしれません。その勇気を支えるのが「人のためにも、自分のためにも、いいことをしよう」という意思ではないでしょうか。

 1回目からうまくいくことは少ないでしょう。
 やってみてよくなかったと感じたことを改めてやり直すことで、うまくできるようになるのだと思います。
 実際に何回かやってみれば、自分にできるようになることかどうかもなんとなくわかるのではないでしょうか。

 ある程度できるようになったら、その行為の良さや価値も少しはわかるでしょう。
 いくらうまくできても、自分の心の中に喜びや楽しさや幸せのような気もちが湧かないようなら、あまり価値はないのではないでしょうか。
 自分にあった親切の方法・人を幸せにする方法を見つけて、一つ一つ身につけていけたらいいのでしょう。

 そのためにも、1回や2回であきらめずに最低3回は試してみるといいのだと思います。
 1回よりも3回やったほうが、慣れることで恥ずかしさは小さくなり、少しでも上達することでそれなりの自信も生まれ、人が喜んでくれる幸せを味わえればまたやりたいと思えるでしょう。
 そうなれば、親切や愛の実践を続けていきやすくなるのではないでしょうか。



   

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