読書日記

  いい気分でできる範囲で

 『やさしさの法則』(ギャビン・ウィトセット)より、
 やさしさゲームの活動を始めるとき、最初は気後れするかもしれません。とくに内気な人で、知らない人にこちらから近づくのは初めての経験という場合はそうでしょう。
 自然にふるまえないのはあなたが変なこと、悪いことをしているからではありません。やり慣れないだけなのです。

 新しい技術を実践するときは誰でもスムーズにはいきません。
 自分がいちばん居心地のいい場所で、気のおけない人に試してみることにより、この気後れは軽くすることができます。
 何事も始めのうちは気後れしがちなものです。それは経験不足だからなのでしょう。
 始めのうちはぎこちなくなってしまうのもしかたがないでしょう。それは慣れていないだけなのでしょう。
 始めのうちはそううまくはできません。それはまだ身についていないからです。
 でも、たいていのことはやり続ければ、自然にできるようになるはずです。

 そこで最初はやりやすい場所で、やりやすい人に、小さいことから始めてみるといいのでしょう。(たとえば、身近な人幸せにしたい人から始める)
 それで少しでもできるようなれば、自然に広がっていくのではないでしょうか。
 もちろん、始めのうちはいろいろ問題もあるでしょうが、「人にやさしくできるようになれたらいいな。(ではどうしたら?)」という意志があれば、たいていは乗り越えられるのではないかと思います。

 実際には、人にやさしくする、親切にする、人を幸せ(な気もち)にするというようなことには、それほどの技術は必要ないと思います。
 むしろ必要なのは、気後れやぎこちなさや怖れなどを克服する心の力(たとえば、熱意、勇気、忍耐力などと、それを支える幸せになる考え方(たとえば、自分を励ます言葉不安な気もちになった時の考え方自分の心を支える言葉心を切り替える考え方など))だと思います。

 そういう意味でも、まずは気分的にラクに、容易にできることから始めるように工夫することが大事なのではないでしょうか。



   

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