読書日記

  むりをしないでなまけない

 『生きていてよかった』(相田みつを)より、
  むりをしないで なまけない
  わたしは弱い人間だから

 弱さと我執の強さを、併せ持った人間の私が、人と競争することなく、自分なりに、いのちいっぱいに生きてゆくために、いつのまにか身についた、生活の智恵、それがこのことばです。
 むりをするのは、自分(の心身)のためにやめたほうがいいのでしょう。
 短期的なむりはきくこともあるでしょうが、長期的にはやはり無理でしょう。
 むりをすると、うまくいかない、もしくは大きい弊害が出ることのほうが多いのではないでしょうか。

 反対に、怠惰な生活をしていては、得られる幸せは少ないでしょう。
 何か(幸せ)を求めて努力する人は、それだけ幸せを得られることが多いでしょう。

 と言っても、いい努力を続けることができる人は少ないでしょう。
 ましてや(意志が)弱い人はなおさら難しいでしょうが、「自分は(意志が)弱いから」とはじめからあきらめるのではなく、「自分は弱いから、なおさら、なまけないように努力しよう」と考えられるといいのではないでしょうか。
 自分の弱さを受け入れられる人は、ある意味強いのだと思います。

 自分が求める幸せを目指して、今の自分にできることをコツコツと続けていくことが大事なのでしょう。
 自分らしく、マイペースで、自分を活かして生きていけるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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