読書日記

  他人を幸せにすることで、自分の不幸を忘れよう

 『道は開ける』(デール・カーネギー)より、
 他人のためにささやかな幸福を生み出すように努力することによって、自分自身の不幸を忘れよう。
 毎日、だれかの顔に歓びの微笑が浮かぶような善行を心がけよう。
 「他人に対して善を行なうとき、人間は自己に対して最善を行なっている」
 不幸な気もちになるのは、自分の不幸なことについて考えているから。
 でもそんなとき、自分の幸せについて考えることはなかなかできません。
 そこで、人を幸せにすることを考えることで、自分の不幸を考えないようにできるといいのでしょう。

 自分が幸せにしたい人を幸せにすることを考えている間は、少し幸せな気もちにもなれるものです。
 自分が考えた相手を幸せにする方法を実践して相手が喜んでくれれば、自分もうれしいはずです。
 相手からの何らかのお返しがあるかもしれません。
 少なくとも関係が良くなり、それだけ幸せな気もちで過ごしやすくなるのではないでしょうか。

 大きなことを考えるとなかなか実践できないでしょう。
 小さなことでいいのです。相手の顔に微笑みが浮かんだり、ささやかな幸せが生まれるようなことでいいのです。
 相手を幸せにする行為を重ねたほうがいいのです。小さなことなら実践するチャンスも方法もたくさんあるはずです。

 日頃から、人を喜ばすことや幸せな気もちにすることを心がけて生活できるようになれば、それだけ自分の不幸について考えて不幸な気もちになることは減るでしょう。
 それにも増して、人を幸せにすることで自分が幸せな気もちになれることが増えるのではないでしょうか。



   

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