読書日記

  仕返しを考えてはならない

 『道は開ける』(デール・カーネギー)より、
 仕返しをしてはならない。敵を傷つける前に自分を傷つける結果となるからだ。

 私たちが敵に憎しみを感じると、むしろ自分自身が敵に支配されることになる。
 そしてその支配力はわたしたちの睡眠・食欲・血圧・健康・幸福にまで及んでくる。

 自分自身の健康と幸福のために少なくとも敵を赦し、忘れてしまおう。
 人に怒りや憎しみを感じるようなことを考えると、自分(の心)が相手に支配されることになってしまいます。
 考えている間中悪い気もちになるだけでなく、自らの健康に悪影響を与えてしまうことさえあります。
 当然のことながら、悪感情に心を支配されている間は、幸せに過ごすことはできません。

 そんなイヤな相手のために、自分の健康や幸せを犠牲にしていいのでしょうか?
 「こんな人のためにイライラするのは損だ」「限られた自分の時間とエネルギーがもったいない」のではないでしょうか。
 本気で自分(の健康と幸せ)のためを考えるのなら、「怒りは敵」「怒りは毒」ぐらいに考えもいいのかもしれません。

 「許す」ことも「忘れる」ことも容易ではないと思いますが、少なくともいつまでも怒りや憎しみに心を支配されていないように、心を切り替えられるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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