読書日記

  起こるべくして起こったこと

 『静かな人ほど成功する』(ウェイン・W・ダイアー)より、
 人生に起こる一切の喪失や挫折は、間違いなく「起こるべくして起こったこと」だと受け止めてみることをお勧めしたいと思います。

 どうか、悲しみの最中にあっても、ただひたすら嘆き悲しむのではなく、そこに人生の贈り物や妙味を感じ取れるようなあなたであっていただきたいのです。

 悲劇の主人公を演じる必要はありません。その悲劇を転じて、より高次の境地に至るためのエネルギー源に変えていただきたいのです。
 誰の人生にも幾度かは大きい不幸な出来事が起こります。
 挫折、人間関係のトラブル、別れ、病気、・・・。

 そんな時、信じられない、どうして自分(だけ)が、許せないのような思いが強いと、余計に不幸な気もちになってしまいます。
 起こり得ることが起こったということです。
 「こういうこともある」と現実を受け入れることができれば、少しは心がラクになるでしょう。
 心を落ちつけて長い目で考えれば、「いい経験」と考えられるようになれるはずです。
 どんな不幸な出来事も時間をかければ、不幸を幸せに変えることはできると思います。

すべてのことはいい経験

 一時的に不幸に陥るのはしかたがありません。でもいつまでも悲劇の主人公を演じていては、不幸が長くなるだけで、自分のためになりません。
 一時の不幸を人生の中での「いい経験」として、その後の人生に活かせるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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静かな人ほど成功する』W・ダイアー

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