読書日記

  つまらないことに固執する?

 『静かな人ほど成功する』(ウェイン・W・ダイアー)より、
 キケロの人間が陥りやすい六つの間違い(4)
「つまらないこだわりにいつまでも固執すること」

 私たちはとかく他人がどう思うかとか、外見がどうであるかなど、たわいない心配事に貴重なエネルギーを費やしています。

 わたしたち個人の生活を見ても、あまりにも多くの人が、何がより重要で、何がそうでないのかの区別がついていないため、エゴに押し流されるままに、どうでもいいことに汲々としてやむことがありません。
 つまらないこと・あまり重要でないことにとらわれて生活するのは、自分のためによくないでしょう。
 それだけ重要なことができなくなってしまいます。
 ましてや、イヤな気もちで過ごすのが長くなるのはよくないでしょう。

 そういう時間を少しでも短くするために、「小さいことで“くよくよ”“イライラ”するのはよそう」「まだ先のことを心配しすぎないようにしよう」「過ぎたことでくよくよするのはやめよう」「考えてもしかたがないこと/考えなくてもいいことを考えるのはよそう」「人の目を気にしすぎないようにしよう」などと心がけることができるといいのではないでしょうか。

 無意識に(習慣で)つまらないことに固執していることもあるかもしれません。
 今の生活・生き方を見直してみることで、何が重要で何がそうでないのかに気づけるといいでしょう。
 その前に、自分にとって大切なものは何かを考えたほうがいいのかもしれません。

 自分の生活の中で、つまらないこと・あまり重要でないことに関わる時間を減らし、自分にとって大切なもののためにもっと自分のエネルギー(時間・お金・労力・精神的エネルギーなど)を使えるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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