読書日記

  対立はつきもの

 『そっとあなたの“欠点”を直してくれる本』(リチャード・カールソン)より、
 対立が起こった時には、あまり驚かないことだ。
 「あんまりじゃないか」とつぶやく前に、「人間社会に対立はつきものだ。どうってことないさ」と考えてみよう。

 心を広く持ち、相手の意見を受け入れるようになると、問題だらけの状況でも解決策がわかるようになる。
 さらに、あなたが敵対意識を持っていないとわかると、相手もあなたの意見に耳を傾けてくれるようになるのだ。
 人と自分の意見が合わないことはあります。
 驚くことではありませんが、「何でそんなことを言うんだ」「信じられない」「そんなのよくない」「自分の考えのほうがいいに決まっている」などの思いがあると、つい感情的になってしまい、自分の心の中に対立を生んでしまいます。

 「こういう人もいる」「この人がこう言うのは自由だ」「この人にはこの人の考えがある」などと考えられれば、落ちついて対応できるのではないでしょうか。
 「人の考えはそれでいい」「自分の考えもこれでいい」と互いの考えを尊重し、「違っていていい」と違いを受け入れることができれば、何も問題はないのでしょう。

 自分が相手(の考え)を尊重すれば、それは相手にも伝わり、相手も自分を尊重するようになり、対立しなくてすむようになるのではないでしょうか。

 もちろん中には、両者の意見を合わせ、どちらかに決めなければならないこともあるでしょうが、合わせなくていいことも多いと思います。
 小さいことなら、相手に譲っても問題ないでしょう。
 重大な問題でも、自分(の人生)の問題なら自分が決めればいいはずです。(自分の望みを押し通す方法
 反対に、相手の問題は相手が決めればいいのです。

 「人は人(でいい)」「自分は自分(でいい)」と思えるようになることは、人間としての成長であるとともに、肝要な幸せになる方法だと思います。



   

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