読書日記

  人生観を変える

 『稲盛和夫の哲学』(稲盛和夫)より、
 貧乏であっても、病気をしていても、自分の心を鎮め、少しでも高い人間性をつくっていこうとすることは誰でもできるはずです。

 普通なら、貧乏や病気になれば心がすさむでしょう。
 しかし、「貧乏でもいいではないか、三度三度の飯がなんとか食べられるのだから」と思ってみれば、人生観はいっぺんに変わります。生きる勇気が湧いてきます。
 どのような環境であっても、自分の心を育て、人間性を高めていくことはできるのだと思います。
 むしろ、厳しい環境のほうが成長できるのかもしれません。

 でも普通、厳しい環境では心がすさみやすいのでしょう。
 厳しい環境の時には、まず現実を受け入れることで、少しでも心を鎮めることができるといいでしょう。その上で、自分の幸せと人生についてよく考えることができれば、なおいいでしょう。

 「私は××だから、幸せになれない」「○○にならないと、幸せになれない」と(無意識にでも)思い込んでいる人は、なかなか幸せにはなれないでしょう。
 「今のままでも、自分を育てれば、幸せになれる」と考えられるといいでしょう。
 そうすれば、「今は(ある程度/基本的に)幸せ」と思えるようになれるでしょう。
 さらに、「このまま自分を育てていけば、これからも少しずつ幸せになっていける」と思って生きられるようになれたら、とても幸せなのではないでしょうか。



   

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稲盛和夫の哲学』稲盛和夫

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