読書日記

  テレビはファストな娯楽

 『スローライフ入門』(カール・オノレイ)より、
 テレビはたしかにわたしたちを楽しませてくれるし、情報を得たり、いい気晴らしができたり、場合によってはリラックスできることもある。
 だが、テレビそのものを純粋に考えてみるとそこには「スロー」は存在しない。
 テレビは、立ち止まったり物事を反芻することを許してくれない。ペースを決めるのはテレビであり、そのペースはおうおうにして速いからだ。

 ほとんどの調査で、テレビを長時間見ている人は、実際に人生を豊かにしてくれること――料理、家族との会話、エクササイズ、メイクラブ、社交生活、ボランティア活動――に費やす時間が少ないことが明らかになっている。
 テレビが楽しみという人も多いと思います。
 ニュースが好きな人、お笑いが好きな人、ドラマが好きな人、クイズが好きな人、バラエティが好きな人、スポーツが好きな人、情報番組が好きな人、天気予報が好きな人、・・・。
 テレビを見ることが気晴らしやリラックスになっていることもあるでしょう。

 何事もやり過ぎはよくないのでしょう。
 テレビの見過ぎで、自由時間が少なくなり、他の楽しめることをする時間がなくなってしまうのはもったいないのかもしれません。
 それにテレビを見るのは惰性になりやすく、つい時間が長くなりやすいということもあると思います。

 スローレジャーなどの自分がやりたいことがある人は、テレビを見る時間を減らせば、もっとやりたいことができるでしょう。
 本当に見たい番組を絞って見るように心がけることで、自由時間を増やせるといいのでしょう。
 番組録画を利用することで、うまく時間のやりくりができると良さそうです。
 惰性で見続けないように、見たい番組がない時には、テレビを切って、他のやりたいことをやれるといいのではないでしょうか。

 幸せになるためには時間の使い方も大事です。
 テレビを見る時間も含めて、自分の時間の使い方を、時には考え直してみるといいのではないでしょうか。



   

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