読書日記

  人に嫌われぬための五箇条

 『安岡正篤 一日一言』より、
一、初対面に無心で接すること
一、批評癖を直し、悪口屋にならぬこと
一、努めて、人の美点・良所を見ること
一、世の中に隠れて案外善いことが行われているのに平生注意すること
一、好嫌を問わず、人に誠を尽くすこと
 「人に嫌われたくない」という思いは、誰の心の中にもあるのだと思います。
 不注意に嫌われないように、少しは気をつけたほうがいいのでしょう。

 初対面の人に対して、先入観や偏見をもったり、第一印象や一つの言動などで相手を悪く決めつけたりしないように心がけたほうがいいのでしょう。

 人のあら探しをしたり批評したりバカにしたりする考えはしないように心がけたほうがいいのでしょう。また、人の悪口は言わないほうがいいでしょう。
 反対に、人のいい所を見るように心がけたほうが、自分のためにいいのではないでしょうか。

相手の長所と向き合えることを 自分の長所にしてごらん(斎藤茂太)

 自分にとっては悪い態度をとる人でも、すべての人に悪い人はいないでしょう。「いい人の時もあるはず」「今は関係が悪いからそうなっているだけ」などと考えられるといいのでしょう。
 また、人の見ていないところで善いこともしているのではないか、と見ていれば、気づけることもあるのではないでしょうか。

 誰にでも好き嫌いはあると思いますが、好きではない人でも、相手を尊重し、誠意をもって接することができたらいいのではないでしょうか。



   

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