読書日記

  情熱を継続できるのが才能

 『決断力』(羽生善治)より、
 以前、私は、才能は一瞬のきらめきだと思っていた。
 しかし今は、十年とか二十年、三十年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている。

 報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続してやるのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。
 才能とは、もって生まれた並外れた能力、と思いがちだと思います。
 でも、成功する人に共通するのは、情熱をもち続け、いい努力を続けられることなのでしょう。いい努力を続けることがいい結果につながるのでしょう。
 「継続は力なり」と言われますが、それがいちばん確かな能力・才能なのかもしれません。

 情熱を長く維持することは容易ではないでしょう。
 意欲が低下したりやる気が出ない時もあるでしょう。
 うまくいかないことや悪い結果に落ち込む時や前向きになれない時もあるでしょう。
 将来が不安になる時もあるでしょう。
 それでも情熱を失わずに、努力を続けられるのが才能のあるすごい人なのでしょう。

 いろんな苦労があっても続けられるのが“(努力の)秀才”で、困難があっても苦もなく続けられるのが“(努力の)天才”なのではないか、と思ったりもします。

 “才能”について考えると、自分には「才能がない」と思う人が大多数だと思います。
 “才能”なんて考えずに、自分の夢や目標を愉しんで生きることができるようになることで、自然にいい努力を続けられるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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