読書日記
「真似」から「理解」へ
『決断力』(羽生善治)より、
誰でも最初は真似から始める。
しかし、丸暗記しようとするのではなく、どうしてその人がその航路をたどったのか、どういう過程でそこにたどり着いたのか、その過程を理解することが大切だ。
個人のアイデアは限られている。何かをベースにして、あるいは、何かをきっかけにしてこそ新しい考えがいろいろ浮かぶ。「真似」から「理解」へのステップは、創造力を培う基礎力になるのだ。
何かを始める際には、はじめは人から教わったり本などで学んだりすることがほとんどでしょう。
先人の知恵を拝借できることは、人間の優れた能力の一つです。
できる人の真似をすることが、自分ができるようになるための近道なのだと思います。
人間一人のアイデア・考えには限りあります。まず、基本的なことは学んだほうがいいのでしょう。
ただし、丸暗記し、ただやるだけでは、限りがあります。さらに進歩するためには、どういう過程でそこにたどり着いたのかを理解することが必要でしょう。その過程がわからなければ、それよりよりも先に進むことはできないのでしょう。
また、その過程を理解する過程で工夫のしかたを学ぶこともできるのではないでしょうか。
進歩するためにも、先人の知恵を借りられるといいのでしょう。
人や本から得たことをヒントに自分で考えることができればいいのでしょう。自分だけの考えだけでは、考えが狭くなったり、抜けがあったり、行き詰まったりしやすいでしょう。
『偉人のやり方をそのまま真似るというのではなく、
それにヒントを得て自分の持ち味に合わせたあり方を
生み出さねばならないと思う』 松下幸之助
人からヒントを得て、自分なりのやり方を工夫できればいいのだと思います。
「真似」「理解」「実践」「工夫」をうまく繰り返すことで、少しずつ上達していけたらいいのでしょう。
その過程で、自分の「想像力」や「工夫力」や「実践力」なども向上させていけるのではないでしょうか。
自分の幸せになる方法を身につけ、幸せになる能力を向上させる際にも、同様のことが言えると思います。