読書日記
文化は心の栄養
PHP2月号の特別企画は「瀬戸内寂聴が語る『源氏物語』」。
脳や心にも、体と同じように栄養が必要です。
文化は精神の栄養でなければならないものです。
食べ物がおいしければ、体の栄養になるように、読んで面白いと思う物語は心に栄養を与えます。
『源氏物語』はその代表で、いつの時代であっても変わらない恋愛や人生の苦悩が真正面から描かれ、恋愛のテクニックから人間の性や、人生の哀歓までが詰まっています。
体も心も健康が大切です。幸せに暮らすためには心身の健康をキープすることが大事でしょう。
体の健康にいいのが栄養・休養・運動なら、心の栄養・休養・運動も大切でしょう。
心にいい感じ・いい影響を与えることは、心の栄養になるのだと思います。
書物や映像や芸術や音楽などの文化、草木の緑や花や川や海や空などの自然、人や動物とのふれあい、・・・心の栄養になることはたくさんあるのだと思います。
(幸せの)脳を成長させるためには五感を通じて刺激するのがいいそうです。
幸せを感じることは心の栄養になるだけでなく、薬にもなるのではないかと思います。
動物が快感を望み苦痛を避けるようになっているのも、人間が幸せを望み不幸を避けるようになっているのも、心身の健康と生命を守ることにつながっているのではないでしょうか。
幸いにも、私たちはすごくたくさんの本や映像や音楽などの中から選んで楽しむことが可能です。
交通手段が発達し、いろんな場所に行き、いろんな経験ができます。
自分がやる気になれば、できることがたくさんあるはずです。
自分の心に栄養を与えられるようなことを考えて、実践できるといいのではないでしょうか。
何が栄養になるかは、自分(の心)が決めることです。