読書日記

　　人を心で判断する

　『やさしい人　どんな心の持ち主か』（加藤諦三）より、
　自分の心の中にやさしさがあれば、相手のやさしさは自ずと感じられる。
　やさしい人は、人を心で判断する。

　やさしい人は、社会的に偉いとか財産のある人を見て、その人がやさしくなければ「あの人はイヤだ」と思う。
　どんなに財産があってもつきあいたくはないと思う。

　やさしい人は、相手を嫌いなら、その人たちから離れる努力をする。いつまでも嫌いな人たちに執着していない。
　やさしい人は、好きな人や好きなことにこだわる。
　自分がやさしさを心がけていると、相手のやさしさ／やさしくなさがわかるようになります。
　やさしくない人を、イヤだと思い、つきあいたくないと思うのは、素直な気もちでしょう。たとえ、相手が偉い人でも金持ちでも関係ありません。
　やさしい人か、やさしくない人かがいちばん大切なのではないでしょうか。

　（自分にも）やさしい人は、イヤな人とは無理をしてまでつきあわないように、離れる努力もできるのだと思います。
　嫌いな人に（心を）とらわれて苦しむのは、自分のためによくないでしょう。

　自分の心の中にやさしさをもてるようになると、人のやさしさがわかるようになります。
　誰でも、やさしい人を好きになりやすいでしょう。
　好きな人と、いいつきあいをしたいと思うのは、自然な気もちでしょう。

　自分にもやさしくできる人、自分を大切にできる人、自分を幸せにできる人は、自分の好きなもの（事・人・物）を大切にできる人ではないでしょうか。



　　　

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『やさしい人』加藤諦三

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